砂日記ばーじょん2.0

IT関連の仕事中に浮かんできたポエムとか読んだ本の感想とか書いていきます。

クイーンと母のガンの話、リライト

僕の洋楽好きは母に与えられた財産の1つだ。

特にクイーンはその根幹にあたるバンドで、詳しくは以下を参照だが、クイーンをきっかけにハードロックやプログレやメタルなどにはまっていった。

映画ボヘミアン・ラプソディ最高だった - 砂日記ばーじょん2.0

ボヘミアン・ラプソディは公開初日に観に行った。

 

観た日に母にメールをした。すごく良かった、これは絶対に母も観るべきだと。

色々あって、連絡取ったのは数年ぶりだった。

1週間後、母からボヘミアン・ラプソディを観たという返信が来た。とても良かったらしい。

腹痛に耐えながら映画を観たことは書いてなかった。その腹痛の原因が大腸ガンによるものであることは母本人もその時点では知らなかった。

 

12月に入ってすぐ、母からメールが届いた。

病院で腹痛を診てもらったらガンが発覚し即入院になったこと、ここ3年ほど大叔母を介護する叔母のサポートで毎週千葉と東京を往復し続け自分の体を省みることを怠ってしまったこと、叔母は2年前卵巣がんにかかり手術したが余命半年もないこと。

家から離れて生活している自分はその時何もできず、ただ状況を把握するしかなかった。

ガンは肝臓にも転移していた。

 

叔母は2月に亡くなり、葬式で実家の父、母、弟と数年ぶりに対面した。

手術のための入院の日にちと、葬式が被ってしまったため、火葬を済ませたあと母はすぐ病院に向かった。

抗がん剤治療で1月は大分参ってしまったらしいが、対面した時は抗がん剤は既に止めており普通に会話することもできた。

 

大腸の手術は無事に成功し、今度は4月頭に肝臓を手術した。

肝臓は3mmから数cmのガンが5箇所もできていたが全て切除し、回復も早く予定より前倒しで退院することができた。

 

GW初日に帰省した。

ボヘミアン・ラプソディのDVDを少し早い母の日の贈り物として購入し持参した。自分は術後の状況を詳しく聞いておらず、食べ物はあまり食べられないだろうからお土産にするのは避けた。

駅に迎えに来てくれた父に話を聞いたところ、肝臓手術の際に、胆嚢を取るしかなく、結果脂っこいものは食べ過ぎ注意になったが、基本的に食事制限はないとのことだった。

実家に着いて早々「じゃあお寿司でも食べに行きますか!」と言われた。

来年のクイーンのコンサートにも当選すれば参加するらしく、友達とチケット獲得に動いてるとのことだった。
もう65歳だというのに大した回復力である。

手術前は「オリンピックまで生きられないかも…」などと弱音も吐露していたが、ひとまず危機は去ったらしい。

ガンについてはあまり詳しくないが、母は相当運が良かったのではないだろうか。

大腸は1m50cmくらいあるから30cmくらい切っても繋げられるが、ガンの位置によっては手術によって人工肛門などになることもあるし、肝臓は全体の40%を取り除いたが、肝臓はある程度切除しても再生するんだそうな。

(切除可能な割合は個人差あり。母の場合は60%まで無くなっても大丈夫だったそうな)

医者の腕が良かったというのもある。タイミングは結構ギリギリで、あと少し手術が遅ければ腸閉塞になっていたそうだが、結果的に後遺症も少なく確認できたガンは全て取り除くことはできた。

もちろん今後も油断はできない。特に肝臓は再発しやすいそうで、3ヶ月毎の検診は欠かせない(医者曰く肝臓はまた出来たら切ればいい、とか。マジか)

 

この話は不謹慎ながら万が一の後に書こうと思っていたのだが、その時が来るのは当面先の見通しになったためこうして今書いている。

冥土の土産のつもりでボヘミアン・ラプソディのDVDを持っていったけど、母よりDVDを映す20年近く前に買ったブラウン管のテレビの方が死にそうだった。

ライブエイドのシーンは1985年当時の映像を見ているかのような画質感でとても良かったです。


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定期的な検診は本当に大事。あとがん保険は必ず入っておきましょう。

祖母、母、叔母がみんなガンになっているので、僕もいつかガンとお付き合いする見込みです。

※今回の話はTwitterのリライトでした。